ポルシェ911おゆずりします
新型スカイライン
2006-11-29-Wed  CATEGORY: 他のクルマ
sky.jpg
#このシャシーを使ってGTRが出てくるのだろう。中途半端ではなく、911ターボを凌駕するような徹底したパフォーマンスを与えてもらいたい。それ以外に次のGTRが存在する意義は見いだせない、と個人的に思う。真の意味で、大人が好む仕上がりを期待したいものだ。

新型スカイライン
新型スカイラインが発表されています。この新型スカイラインの発表に合わせて日産は新しい試みをしました。ブロガー向けの発表会です。そこになぜか、この私めにもお声がかかり、日産本社ギャラリーへと出かけたのです(^^ゞ あいにく、発表会が始まる前に所用が入ってしまい、会場を後にしたのですがテレビの取材なんかも入っており、会場はブロガーの皆さんで賑わっていました。#俺ってブロガーなんだ?と、その場に存在する理由=自分のカテゴリーをあらためて知りましたけど(笑)

日産スカイライン公式ブログ
http://blog.nissan.co.jp/SKYLINE/archives/2006/11/post_1.html

ブロガーを取り込もうというのは宣伝としてはとても効率の良い賢いやり方ですが、そんなことよりも新型スカイラインがどうだったのかというお話をしたいと思います。

エクステリアは私の好むデザインではありませんが、まずまずのまとまりではないでしょうか? アメリカでヒットした前作に、これまたアメリカでヒットしたSUVの要素を取り入れ上手にアップデートしていると思います(アメリカ人には再び受けそうです)。ハードウェアの出来は乗っていないので分かりません。パラリとプレスリリースを見た限りは興味を引かれるエンジニアリング部分は無かったように思います。一つ残念に思ったのは、フロントミッドシップ(と言えなくもないのか)と書いていますが、もっと語彙通りにギリギリまでエンジンを下げていてくれたらなぁ、ということです。内装のデザインとかは展示車をのぞいて見た限り可もなく不可もなくでした。すごくちゃちいと思いますが、スカイラインというのは歴代がチャチな内装を持つクルマでしたので、あれで問題ないと思います。

問題に感じられたのはクルマが年を取ってしまっていることでした。フーガに接近しすぎなのです。BMWが同じプラットフォームを使いながら7,6,5を作り分けているように、フーガとは明確に異なる世界を与えるべきであったと思います。年を取っていると表現した部分は何かというと、かつてのスカイラインは若者のあこがれのクルマでした。当時、小中学生であった私も憧れたものです。ケンメリ、ジャパン、ニューマン。新聞の一面広告に興奮し、自動車誌(小学生の頃、driver誌を愛読していました)の発売を楽しみにしたものです。

そういう部分が全く無いことを寂しく思ったのです(子供が年寄りに憧れを抱かないのと同じで)。先代もなかったと思いますし、先々代もそうだったのかもしれません。確かに若者の関心の対象は変わりました。彼らにとってクルマはキューブなのだと思います。セダンやクーペに関心を抱く若者はほぼ絶滅していることも承知しています。

ではありますが、もしも、私がこのプロジェクトに関わっていたとしたら、スカイラインの価格レンジのボトムを下げて230万円でBMW320siのようなスカイラインを仕立てたことでしょう。

BMW320si LEVOLANT.jp
http://www.drivingfuture.com/levolant/news/0602_frontLine2.html

快適装備のすべてを取り外し、ナビ画面の部分はボックスにでもしてエアコンもオーディオも時計もすべてオプション。その他、余計なマテリアルは徹底して外し内装も素材から変えて徹底的に簡素に、しかし徹底的に趣味よく、あらゆる部分で軽量化を追求します。当然、ギアボックスはマニュアルのみ。車体制御の電制はOFFスイッチ付きで残しましょうか。そしてエンジンは2.5リッターをベースに軽いチューンを施します(ニスモチューンでもいい。ニスモまだありますか?)。ダンパーとブレーキはタイプS用を奢りましょう。外観は専用のアルミ(18ではなく17インチ)を与えてグリルやフロントスポイラー部分も変えます。

仮にこのスカイラインを250siとしましょうか。そして、この250siを使ってフレッシュマンを対象にしたワンメイクレースを開催します。レースのポジショニングは将来的なワークス起用の可能性を残すような登竜門的なレースとします。未来に登場するGT-Rで何らかのレースに参戦する際の正ドライバー候補でもいい。あるいは一般ドライバーを対象にした草レースの開催でもいい。きちんとドライバー教育のプログラムを組んで、ロールバーをオプションにして。スカイラインでサーキットまで走ってきて、そのままレースに出て、そのまま帰って行くみたいな。

マーケティング上の目的は、若々しさを取り入れることにつきます。が、その若々しさとは、現在のキューブを買う本物の若年者が共感できるものではなくて(何をしようと彼らは憧れませんし買いません。今のところは)、昔スカイラインに憧れた30代、40代、50代の男が若々しいと感じられるスポーティさです。この250siが一台あるだけで、スカイラインのラインナップ全体が若返ることは確実です。250siは売れなくていいのです。全体のイメージを変える役割だけで。購買対象者がどう感じるかがマーケティング上最大の勝負ポイントだからです。

これによりフーガとのより明確な差別化に貢献するばかりではなく、スカイラインという総体の本質をより明確に表現することができるでしょう。チープだけど速そうで走りの機能に金のかかった(と思わせる)クルマ。私の感じるスカイラインの本質はそれです。

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